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競馬の期待値とは?無料の期待値計算ツール&プラス期待値の見つけ方
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競馬の期待値とは?意味と計算方法をわかりやすく解説
競馬の期待値とは、ある馬券を買い続けたときに1回あたり平均でどれだけの利益(または損失)が見込めるかを示す指標です。期待値が1.0以上であれば長期的にプラス収支が期待でき、1.0未満であれば長期的にマイナス収支になります。
競馬で勝ち続けるためには「強い馬」を当てることよりも、「期待値1.0以上の馬券」を継続して買い続けることが本質です。これがプロの馬券師が「期待値ベース」で予想を組み立てる理由でもあります。
期待値の計算式
期待値 = オッズ × 的中率(%)÷ 100
例:オッズ5.0倍 × 的中率25% = 期待値1.25(プラス期待値)
※ 期待値が1.0以上なら長期的に利益が出る馬券、1.0未満なら損する馬券です。
期待値を使った馬券の考え方
競馬の控除率は約20〜30%のため、単純にランダムに買うと期待値は0.7〜0.8程度です。しかし、自分の予想精度が高ければ的中率がオッズに対して有利になり、期待値1.0以上の馬券を見つけることが可能です。
- 単勝・複勝:的中率が高いため、期待値を安定させやすい
- 馬連・ワイド:中程度のオッズと的中率のバランスが取りやすい
- 三連単・三連複:高オッズだが的中率が低く、期待値の振れ幅が大きい
合成オッズと期待値の関係
複数の馬券を買う場合、個別の期待値だけでなく合成オッズを把握することが重要です。合成オッズとは、複数点買いしたときにどの馬券が的中しても得られる実質的なオッズのこと。合成オッズが1.0倍未満だと、当たっても損する「トリガミ」になります。
期待値がプラスの馬券でも、買い目を広げすぎて合成オッズが下がると全体の期待値が下がります。合成オッズ計算ツールで事前にチェックしてから購入するのがおすすめです。
独自検証:オッズが示す確率は正しいのか
期待値を計算するとき、的中率の見積もりにオッズが示す確率(単勝の払戻率80% ÷ オッズ)を使うことがあります。ではその確率は実際の勝率と合っているのでしょうか。2016年以降の中央競馬37,155レース・513,360出走で検証しました。
| 単勝オッズ帯 | 出走数 | 実際の勝率 | 単勝回収率 |
|---|---|---|---|
| 1.0〜1.9倍 | 8,547 | 49.6% | 80.0% |
| 2.0〜2.9倍 | 18,634 | 32.6% | 79.9% |
| 3.0〜4.9倍 | 44,085 | 20.6% | 79.6% |
| 5.0〜9.9倍 | 78,108 | 11.5% | 79.2% |
| 10〜19.9倍 | 81,651 | 6.0% | 83.1% |
| 20〜49.9倍 | 104,435 | 2.6% | 78.0% |
| 50〜99.9倍 | 69,381 | 1.1% | 75.2% |
| 100倍以上 | 108,519 | 0.3% | 48.2% |
※ 当サイトが2016年以降の中央競馬513,360出走から独自に集計。単勝の払戻率は80.0%なので、回収率が80%を超える帯は市場が過小評価している(相対的に割安)ことになります。
10倍未満のオッズはほぼ正確
1.0〜9.9倍の帯は回収率79.2〜80.0%で、単勝の払戻率80.0%とほぼ一致しています。つまりこの範囲では、オッズが示す確率をそのまま的中率の見積もりに使って問題ありません。1.0〜1.9倍の帯の実際の勝率は49.6%で、オッズから計算した48.5%とほぼ同じでした。
逆に言えば、この帯で期待値プラスを見つけるには、オッズに現れていない情報が必要ということです。オッズだけを眺めていても差は出ません。
100倍以上は回収率48.2%。大穴は割高
最も差が出たのが100倍以上の帯です。回収率48.2%は払戻率80.0%を大きく下回り、投じた資金の半分しか戻りません。実際の勝率0.3%に対し、オッズは0.4%程度の確率であるかのような値をつけています。
これは「大穴は夢がある」という心理で買われすぎるためで、期待値の計算で大穴を扱うときは、オッズが示す確率をそのまま使うと過大評価になります。100倍以上の馬を期待値プラスと判定したときは、見積もった的中率が本当に妥当かを疑ってください。
唯一割安なのは10〜19.9倍
10〜19.9倍の帯だけが回収率83.1%で、払戻率80.0%を明確に上回っています。8万件を超える出走での結果なので、偶然とは考えにくい差です。人気馬ほど注目されず、大穴ほど夢もない「中穴」が最も見落とされていることを示しています。
ただし83.1%でも100%には届きません。この帯を機械的に買い続けても勝てない点は変わらず、あくまで「同じ労力をかけるならどの帯を探すのが効率的か」という話です。
期待値計算での使い方
- 10倍未満:オッズが示す確率をそのまま使ってよい。差をつけるには別の情報が要ります
- 10〜19.9倍:探す価値が最も高い帯。ここで自信のある馬を見つけられれば期待値プラスに届きやすくなります
- 50倍以上:オッズが示す確率を割り引いて考える。的中率の見積もりが甘くなりがちです
- 100倍以上:回収率48.2%。期待値プラスと出たら計算を疑うのが先です
よくある質問(FAQ)
- 期待値がプラスなら必ず儲かりますか?
- 期待値は長期的な平均値です。短期的には運の要素が大きいため、期待値がプラスでも負けることはあります。ただし、試行回数を増やすほど理論値に近づきます。このツールのシミュレーション機能で実際の収支のブレを確認してみてください。
- 的中率はどうやって設定すればいいですか?
- 過去のレースデータや自分の予想成績から算出するのがおすすめです。例えば、単勝を100回買って25回的中したなら的中率25%です。自信がない場合は控えめに設定するのが安全です。
- 期待値計算はどの馬券種に使えますか?
- 単勝・複勝・馬連・ワイド・三連複・三連単など、すべての馬券種に使えます。ただし三連単のような高配当馬券は的中率の推定が難しいため、まずは単勝や複勝での期待値計算から始めることをおすすめします。
競馬の期待値の具体例
実際のレースを想定して期待値を計算してみましょう。
| オッズ | 推定勝率 | 期待値 | 判定 | |
|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 2.5倍 | 35% | 0.875 | マイナス |
| 3番人気 | 6.0倍 | 15% | 0.900 | マイナス |
| 5番人気 | 12.0倍 | 10% | 1.200 | プラス |
| 8番人気 | 30.0倍 | 5% | 1.500 | プラス |
この例では、1番人気や3番人気は「強そうに見える」が期待値はマイナス。一方、5番人気・8番人気は人気が低い分オッズが高く、期待値がプラスになっています。「強い馬を買う」のではなく「期待値が高い馬を買う」のが馬券で勝つ基本です。
馬券種ごとの控除率と期待値の関係
JRAの馬券は馬券種によって控除率が異なります。控除率が低いほど、プレイヤーに有利です。
| 馬券種 | 控除率 | 平均回収率 | 期待値1.0に必要な予想精度 |
|---|---|---|---|
| 単勝・複勝 | 20% | 80% | 市場より25%正確 |
| 馬連・ワイド | 22.5% | 77.5% | 市場より29%正確 |
| 馬単 | 25% | 75% | 市場より33%正確 |
| 3連複 | 25% | 75% | 市場より33%正確 |
| 3連単 | 27.5% | 72.5% | 市場より38%正確 |
初心者は控除率が最も低い単勝・複勝から始めるのがおすすめです。馬券の種類と戦略については馬券の買い方戦略で詳しく解説しています。
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競馬の期待値は「オッズ×的中率÷100」で計算。1.0以上なら長期的にプラス収支が見込めます。下記ツールにオッズと的中率を入力するだけで期待値・期待金額を即計算できます。