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単勝と複勝はどっちが儲かる?データで比較検証
競馬の馬券で最もシンプルな「単勝」と「複勝」。
初心者がまず手を出すのはこの2つですが、「結局どっちが儲かるの?」という疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
この記事では、的中率・回収率・期待値のデータを使って単勝と複勝を徹底比較し、あなたに合った馬券の選び方を解説します。
単勝は1着の馬を当てる馬券、複勝は3着以内に入る馬を当てる馬券です。
当然、複勝の方が当たりやすいですが、その分オッズ(配当)は低くなります。
「当たりやすい複勝の方がお得では?」と思う方もいれば、「どうせ買うなら配当が大きい単勝の方がいい」と考える方もいるでしょう。
しかし、感覚ではなくデータで比較すると、意外な事実が見えてきます。
ここで重要なのが控除率です。
単勝も複勝も控除率は同じ20%。つまり、JRA(日本中央競馬会)が売上から差し引く割合は同じです。
馬券購入者全体に還元されるのは売上の80%ということになります。
控除率が同じということは、理論上の期待値(長期的な回収率)は同じはずです。
では、なぜ「どちらが儲かるか」という議論が生まれるのでしょうか?それは的中率とオッズの分布、そしてリスクの違いにあります。
以下はJRAの過去データに基づく、人気別の的中率の目安です。
複勝は単勝の2〜5倍当たりやすいことがわかります。
特に1番人気の場合、単勝は3回に1回しか当たりませんが、複勝なら3回に2回は当たる計算です。
人気が下がるほど、単勝と複勝の的中率の差は広がります。
10番人気以下では単勝は100回買って1回当たるかどうかですが、複勝なら20回に1回は的中します。
この「当たりやすさ」の差こそが、複勝が初心者に勧められる最大の理由です。
回収率とは「投資した金額に対して、どれだけ戻ってきたか」を示す数値です。
100%を超えればプラス、下回ればマイナスです。
以下はJRAの過去データに基づく、人気別の平均回収率です。
興味深いことに、複勝の方がわずかに回収率が高い傾向があります。
控除率は同じ20%なのに、なぜこのような差が出るのでしょうか?
これにはいくつかの要因があります。
・単勝は「万馬券狙い」の大穴買いが多く、人気薄の馬に過剰に投票される傾向がある
・複勝は堅実な購入者が多く、オッズが比較的適正になりやすい
・単勝は大穴が来た場合の配当が極端に大きくなるため、一部の的中者に偏って還元される
ただし、この差は数パーセント程度であり、どちらも100%を下回っている点に変わりはありません。
平均的な買い方をしている限り、単勝も複勝も長期的にはマイナスです。
期待値 = 的中率 × オッズ × 100円
例えば、1番人気の場合を計算してみましょう。
理論上は80円前後に収束しますが、実際のデータでは複勝がやや有利に出ています。
しかし、ここで重要なのは「分散(リスク)」の違いです。
単勝は「当たれば大きいが外れることが多い」ハイリスク・ハイリターンの馬券です。
複勝は「当たりやすいが配当が小さい」ローリスク・ローリターンの馬券です。
同じ100レースを買った場合の資金の変動を考えてみましょう。
【単勝:1番人気に毎回100円】
・投資:10,000円
・的中回数:約30回
・配当合計:約7,800円
・途中で10連敗以上することも珍しくない
【複勝:1番人気に毎回100円】
・投資:10,000円
・的中回数:約65回
・配当合計:約8,100円
・3連敗以上は比較的少ない
最終的な損益は似ていますが、途中の資金推移が大きく異なります。
単勝は大きな連敗期間を乗り越えなければならず、精神的な負担が大きいのです。
初心者には複勝がおすすめです。その理由は以下のとおりです。
・的中率が高く、「当たる楽しさ」を体験しやすい
・連敗が少ないので精神的に安定して馬券を楽しめる
・的中のたびにオッズの仕組みを学べる
・少額でも長く遊べる
一方、予想力に自信がある人は単勝の方が効率的な場合があります。
単勝は「この馬が1着になる」という確固たる予想に対して、オッズが大きく付くことがあります。
特に2〜5番人気の馬で「過小評価されている」と判断できるなら、単勝の方が期待値を取りやすいのです。
プロや上級者がよく使う戦略をいくつか紹介しましょう。
戦略1:本命に単勝+複勝(単複)
最も基本的な組み合わせです。自信のある馬に単勝と複勝の両方を買います。
例:単勝500円+複勝500円 = 合計1,000円
・1着なら単勝+複勝の両方的中で大きなリターン
・2〜3着でも複勝で的中するので、投資額の一部が回収できる
・完全な不的中(4着以下)のリスクを抑えられる
単複の配分比率もポイントです。
戦略2:本命に単勝、押さえに複勝
本命馬には単勝を、もう1頭「3着には来そうだが1着は難しい」という馬に複勝を買う方法です。
例:A馬に単勝500円 + B馬に複勝500円
この戦略は、異なるタイプの馬を組み合わせることで、的中パターンを増やせるのが利点です。
A馬が1着なら単勝で大きく回収、B馬が3着以内なら複勝で手堅く回収、両方的中すればダブル回収です。
戦略3:複勝で資金を守りながら単勝で攻める
1日の競馬で、堅いレースは複勝で手堅く利益を積み重ね、自信のあるレースだけ単勝で勝負するという方法です。
・序盤は複勝中心で資金を減らさないようにする
・メインレースなど、予想に自信があるレースで単勝勝負
・複勝の利益で単勝の不的中をカバーする
この方法なら、「1日楽しんだけど大負けした」という事態を避けやすくなります。
・複勝の方が的中率は2〜5倍高いが、その分オッズは低い
・実際の回収率は複勝がやや有利(約78%)だが、大きな差ではない
・単勝はハイリスク・ハイリターン、複勝はローリスク・ローリターン
・初心者は複勝から始めるのがおすすめ
・上級者は単勝と複勝を組み合わせて使い分けるのが効果的
・「どちらが儲かるか」より「自分の予想力でどちらの期待値を上げられるか」が重要
結局のところ、単勝と複勝の「どちらが儲かるか」は、買い方次第です。
控除率が同じである以上、漫然と買えばどちらも長期的にはマイナスになります。
大切なのは、自分の予想力を活かせる馬券を選び、期待値がプラスになる場面だけを狙うことです。
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初心者がまず手を出すのはこの2つですが、「結局どっちが儲かるの?」という疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
この記事では、的中率・回収率・期待値のデータを使って単勝と複勝を徹底比較し、あなたに合った馬券の選び方を解説します。
目次
はじめに ― 初心者はどちらを買うべきか?
競馬を始めたばかりの方にとって、馬券選びの最初の悩みが「単勝と複勝、どちらを買えばいいのか?」ということでしょう。単勝は1着の馬を当てる馬券、複勝は3着以内に入る馬を当てる馬券です。
当然、複勝の方が当たりやすいですが、その分オッズ(配当)は低くなります。
「当たりやすい複勝の方がお得では?」と思う方もいれば、「どうせ買うなら配当が大きい単勝の方がいい」と考える方もいるでしょう。
しかし、感覚ではなくデータで比較すると、意外な事実が見えてきます。
単勝と複勝の基本ルール
まず、単勝と複勝の基本的な違いを整理しましょう。| 項目 | 単勝 | 複勝 |
|---|---|---|
| 的中条件 | 選んだ馬が1着 | 選んだ馬が3着以内 |
| 控除率 | 20% | 20% |
| オッズの傾向 | 高い(配当大) | 低い(配当小) |
| 的中率の傾向 | 低い | 高い |
| 最低配当 | 100円(1.0倍) | 100円(1.0倍) |
ここで重要なのが控除率です。
単勝も複勝も控除率は同じ20%。つまり、JRA(日本中央競馬会)が売上から差し引く割合は同じです。
馬券購入者全体に還元されるのは売上の80%ということになります。
控除率が同じということは、理論上の期待値(長期的な回収率)は同じはずです。
では、なぜ「どちらが儲かるか」という議論が生まれるのでしょうか?それは的中率とオッズの分布、そしてリスクの違いにあります。
的中率の比較
人気別に単勝と複勝の的中率を比較してみましょう。以下はJRAの過去データに基づく、人気別の的中率の目安です。
| 人気 | 単勝的中率 | 複勝的中率 | 倍率の差 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 約30% | 約65% | 約2.2倍 |
| 2番人気 | 約19% | 約52% | 約2.7倍 |
| 3番人気 | 約13% | 約42% | 約3.2倍 |
| 4番人気 | 約10% | 約33% | 約3.3倍 |
| 5番人気 | 約7% | 約27% | 約3.9倍 |
| 6番人気 | 約5% | 約21% | 約4.2倍 |
| 7〜9番人気 | 約3% | 約14% | 約4.7倍 |
| 10番人気以下 | 約1% | 約5% | 約5.0倍 |
複勝は単勝の2〜5倍当たりやすいことがわかります。
特に1番人気の場合、単勝は3回に1回しか当たりませんが、複勝なら3回に2回は当たる計算です。
人気が下がるほど、単勝と複勝の的中率の差は広がります。
10番人気以下では単勝は100回買って1回当たるかどうかですが、複勝なら20回に1回は的中します。
この「当たりやすさ」の差こそが、複勝が初心者に勧められる最大の理由です。
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回収率の比較
次に、実際の回収率を見てみましょう。回収率とは「投資した金額に対して、どれだけ戻ってきたか」を示す数値です。
100%を超えればプラス、下回ればマイナスです。
以下はJRAの過去データに基づく、人気別の平均回収率です。
| 人気 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|
| 1番人気 | 約78% | 約82% |
| 2番人気 | 約78% | 約80% |
| 3番人気 | 約76% | 約79% |
| 4番人気 | 約78% | 約78% |
| 5番人気 | 約75% | 約77% |
| 6〜9番人気 | 約72% | 約75% |
| 10番人気以下 | 約68% | 約70% |
| 全体平均 | 約75% | 約78% |
興味深いことに、複勝の方がわずかに回収率が高い傾向があります。
控除率は同じ20%なのに、なぜこのような差が出るのでしょうか?
これにはいくつかの要因があります。
・単勝は「万馬券狙い」の大穴買いが多く、人気薄の馬に過剰に投票される傾向がある
・複勝は堅実な購入者が多く、オッズが比較的適正になりやすい
・単勝は大穴が来た場合の配当が極端に大きくなるため、一部の的中者に偏って還元される
ただし、この差は数パーセント程度であり、どちらも100%を下回っている点に変わりはありません。
平均的な買い方をしている限り、単勝も複勝も長期的にはマイナスです。
期待値で考える
控除率が同じ20%である以上、理論上の期待値は単勝も複勝も同じです。期待値 = 的中率 × オッズ × 100円
例えば、1番人気の場合を計算してみましょう。
| 馬券 | 的中率 | 平均オッズ | 期待値(100円あたり) |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 30% | 2.6倍 | 78円 |
| 複勝 | 65% | 1.25倍 | 81円 |
理論上は80円前後に収束しますが、実際のデータでは複勝がやや有利に出ています。
しかし、ここで重要なのは「分散(リスク)」の違いです。
単勝は「当たれば大きいが外れることが多い」ハイリスク・ハイリターンの馬券です。
複勝は「当たりやすいが配当が小さい」ローリスク・ローリターンの馬券です。
同じ100レースを買った場合の資金の変動を考えてみましょう。
【単勝:1番人気に毎回100円】
・投資:10,000円
・的中回数:約30回
・配当合計:約7,800円
・途中で10連敗以上することも珍しくない
【複勝:1番人気に毎回100円】
・投資:10,000円
・的中回数:約65回
・配当合計:約8,100円
・3連敗以上は比較的少ない
最終的な損益は似ていますが、途中の資金推移が大きく異なります。
単勝は大きな連敗期間を乗り越えなければならず、精神的な負担が大きいのです。
単勝が向いている人・複勝が向いている人
ここまでのデータを踏まえて、それぞれの馬券が向いているタイプを整理しましょう。| タイプ | 単勝向き | 複勝向き |
|---|---|---|
| リスク許容度 | 高い(連敗に耐えられる) | 低い(コツコツ当てたい) |
| 予算 | 余裕がある | 少額で楽しみたい |
| 予想スタイル | 1着を絞り込める自信がある | 3着以内に入る馬を見極めたい |
| 目的 | 大きな配当を狙いたい | 的中の楽しさを味わいたい |
| 馬券の経験 | ある程度の経験がある | 初心者・まだ慣れていない |
初心者には複勝がおすすめです。その理由は以下のとおりです。
・的中率が高く、「当たる楽しさ」を体験しやすい
・連敗が少ないので精神的に安定して馬券を楽しめる
・的中のたびにオッズの仕組みを学べる
・少額でも長く遊べる
一方、予想力に自信がある人は単勝の方が効率的な場合があります。
単勝は「この馬が1着になる」という確固たる予想に対して、オッズが大きく付くことがあります。
特に2〜5番人気の馬で「過小評価されている」と判断できるなら、単勝の方が期待値を取りやすいのです。
単勝・複勝を組み合わせる戦略
実は、単勝と複勝は「どちらか一方」だけでなく、組み合わせて使うのが効果的です。プロや上級者がよく使う戦略をいくつか紹介しましょう。
戦略1:本命に単勝+複勝(単複)
最も基本的な組み合わせです。自信のある馬に単勝と複勝の両方を買います。
例:単勝500円+複勝500円 = 合計1,000円
・1着なら単勝+複勝の両方的中で大きなリターン
・2〜3着でも複勝で的中するので、投資額の一部が回収できる
・完全な不的中(4着以下)のリスクを抑えられる
単複の配分比率もポイントです。
| 配分 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 単勝多め(7:3) | 攻撃的。1着で大きく勝つ | 1着に自信がある時 |
| 均等(5:5) | バランス型 | 迷った時の基本 |
| 複勝多め(3:7) | 守備的。2〜3着でも利益 | 3着以内は堅いが1着は微妙な時 |
戦略2:本命に単勝、押さえに複勝
本命馬には単勝を、もう1頭「3着には来そうだが1着は難しい」という馬に複勝を買う方法です。
例:A馬に単勝500円 + B馬に複勝500円
この戦略は、異なるタイプの馬を組み合わせることで、的中パターンを増やせるのが利点です。
A馬が1着なら単勝で大きく回収、B馬が3着以内なら複勝で手堅く回収、両方的中すればダブル回収です。
戦略3:複勝で資金を守りながら単勝で攻める
1日の競馬で、堅いレースは複勝で手堅く利益を積み重ね、自信のあるレースだけ単勝で勝負するという方法です。
・序盤は複勝中心で資金を減らさないようにする
・メインレースなど、予想に自信があるレースで単勝勝負
・複勝の利益で単勝の不的中をカバーする
この方法なら、「1日楽しんだけど大負けした」という事態を避けやすくなります。
まとめ
・控除率は単勝も複勝も同じ20%。理論上の期待値はほぼ同じ・複勝の方が的中率は2〜5倍高いが、その分オッズは低い
・実際の回収率は複勝がやや有利(約78%)だが、大きな差ではない
・単勝はハイリスク・ハイリターン、複勝はローリスク・ローリターン
・初心者は複勝から始めるのがおすすめ
・上級者は単勝と複勝を組み合わせて使い分けるのが効果的
・「どちらが儲かるか」より「自分の予想力でどちらの期待値を上げられるか」が重要
結局のところ、単勝と複勝の「どちらが儲かるか」は、買い方次第です。
控除率が同じである以上、漫然と買えばどちらも長期的にはマイナスになります。
大切なのは、自分の予想力を活かせる馬券を選び、期待値がプラスになる場面だけを狙うことです。
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